Pythonでwebアプリケーションを作成するためのフレームワーク「Flask」を利用して、webデザイナーやエンジニア向けの請求書をブラウザで発行できるアプリケーションを作成する方法を、ステップバイステップで解説します。各章ごとのサンプルコードをGitHub上に公開していますので、実際にお手元の環境でアプリの動作確認をしながら、Flaskでのwebアプリケーション開発を学ぶことができます。Pythonの基本的な文法を学んだあとのステップアップとして、また、Pythonでのwebアプリケーション開発の全体像を掴みたい方、請求書発行業務を効率化したいフリーランスのwebデザイナー・エンジニアの方にオススメです。

前編「PythonフレームワークFlaskで請求書発行アプリを作ろう」で作成したFlaskアプリをGCP（Google Cloud Platform）にデプロイする方法を、仮想マシンの立ち上げからステップバイステップで解説しています。

1. 前編「PythonフレームワークFlaskで請求書発行アプリを作ろう」をお読みいただいた方
2. 「PythonでWebアプリケーションを作成したけど、デプロイの仕方が分からない」という方
3. 「レンタルサーバにWebサイトを公開する方法なら分かるけど、アプリケーションのデプロイは分からない…」という方
4. そもそも「デプロイってなに？」という方
   という方におすすめです。

本書では、HTML・CSS・JavaScriptで構成される静的webサイトのコーディングを、Gulp・EJS・SCSS・Gitを利用して効率化する方法を紹介しています。
静的なWebサイトは、特定のCMSやフレームワークに依存しない分、自由度が高く制作に必要な技術スタックも最小限で済む「プリミティブさ」が魅力ですが、その分、立ち上げてからの運用と更新作業も、「該当ファイルの該当箇所を修正して」「都度FTP接続をして該当ファイルをアップロードする」という「プリミティブ」な作業になりがちです。複数のサイトを管理していると、このプリミティブな作業が「チリも積もれば」方式で積み重なるので、業務効率を悪くする原因にもなりかねません。
本書では、Webデザインの仕事をしている筆者が、どうにかして静的サイトの更新作業を効率化できないかと長年試行錯誤した結果辿り着いた、一つのプラクティスを紹介しています。

・HTML・CSS・JavaScriptの基本的な書き方が分かっている方
・Webサイトの管理・更新を行うWebデザイナー・プログラマーの方
・逆に、WordPressやRuby on Railsなどでサイトを構築したことはあるけれど、静的なWebサイトの作り方・更新の仕方も知っておきたいWeb担当者やプログラマーの方
・日々のWebサイト更新作業を少しでも効率化したい方

上記に一つでも当てはまる方であれば、本書を通してWeb制作の効率化にまつわる何かしらのヒントを得ていただけると思います。