え-08
理工系全般-その他-その他
kanataが書く技術同人誌です。 書いたもの、作ったものは↓のURLで確認いただけます https://raintrees.net/projects/a-painter-and-a-black-cat/wiki
Typstは近年開発されたRust製の新しい組版ソフトウェアです。本書ではそのTypstを用いて、標準機能では対応していない縦書きに対応する方法、簡単に縦書きを実現する方法、関連機能やカスタマイズ方法を解説しています。また、このテンプレートを使えば例えばどんなものが作れるのかサンプルを紹介しています。本書があれば、次のような種類の書籍を商業誌レベルのクオリティで作れるようになります。
実は、令和8年1月時点において、Typstは標準で縦書きに対応していません。TypstのGithubにおいて、縦書きの提案と議論がありますが、正式実装には至っていないのが現状です。縦書きの実装には、技術的な課題がいくつか存在し、その解決には多大なコストがかかることが想定されます。
ですがッ 縦書きできるテンプレートをですね、作りましたッ。作ったら出来ましたッ。やったぜ。という訳で、本書では、この作成したTypstの縦書きテンプレートの使い方や、実際のサンプルとそのコードを紹介する本になります。
本書は縦書きに特化しています。縦書き以外のTypstの標準機能や技術同人誌で頻繁に扱う記法、拡張機能の導入までを習得するには、拙著の「Typstを完全に理解して技術同人誌を書く。」を参照いただければ嬉しく思います。Typstを用いて、技術同人誌をさっくり書き、印刷会社に入稿し、そして技術同人誌を完成させるまでの方法を解説しています。
OSINT(Open Source Intelligence)とは、誰もが入手可能である公開情報を組み合わせて分析し、特定の目的に役立てる行為です。主にインターネット上の情報を活用しますが、新聞記事や公的な記録なども含まれます。本書では、ある事例を通じて、OSINT でどこまで解るのかを体験しながら、実際に使える OSINT の技術を習得できます。OSINT は、あらゆる情報を用いてあらゆる対象を調査することが可能ですが、本書では特に、日本国内の人物を対象とした OSINT に焦点を当てています。
本書では特に 「日本国内の」 「普段 SNS を利用しない」 「年配の人物」 を主軸とした調査手法を解説しています。特に、インターネットをあまり利用しない年配の人物を対象とした場合、OSINT の解説書や入門記事でよく紹介される 「SNS 投稿の解析」 、「ジオタグ付き写真の調査」 、 「大量の Web データのスクレイピング」 といった手法が有効ではない場合があります。代わりに、自治体の広報誌や町内会の回覧板、地元新聞の訃報欄、電話帳や名簿、さらには戸籍附票・登記事項証明書といった公的資料など、日本特有の紙ベースの公開情報や地域社会の情報源が重要な役割を果たすことになります。本書では、特にその部分に着目した解説を行います。