新刊
同人誌・112ページ・100部頒布・紙/電子・1,000円世の中にはPHPについての解説書が数多く存在しますが、Composerについて詳しく書かれた書籍はまったく見当たりません。
もちろん、PHPの書籍の一部にComposerについての解説はありますし、インターネット上にもいくつか解説が存在しています。
しかし、日本語のサイトではいずれも断片的な情報が多く、自分でパッケージを作成するために必要な情報を集めるには、さまざまなサイトを探す必要があります。
英語で作成されたComposerの公式サイトを読む方法や、その日本語訳を読むこともできますが、あくまでもツールのマニュアルという感じで、体系的に整理されているとはいえません。
パッケージを使うことはPHPの開発では必須ではありませんが、現在は多くのフレームワークやライブラリがComposerによるパッケージを使用しています。
Composerを使いこなすことは、パッケージが当たり前のように使われる現代のPHPerにとっては必須といえる知識です。
つまり、パッケージを開発するPHPerだけでなく、パッケージを利用するPHPerも知っておく必要があります。
本書では第1章でComposerの概要を解説したあと、第2章では他の人が開発したパッケージを導入する方法について解説しています。
多くの人にとっては第2章まで読めばComposerを使ってアプリケーションの開発が可能です。
第3章では一歩進んで、自分で開発したパッケージを公開する方法について解説しています。
もし他のプロジェクトでも使えそうなライブラリを開発している場合は、この章を読むとパッケージを作っていただけます。
社内で使うだけのライブラリでも、Composerを使うと便利に開発できます。
さらに、第4章ではComposerで使うオートローディングについて必要なPSRの最低限の解説を、第5章ではComposerの中でもよく使われる項目についてのリファレンスを掲載しています。