新刊
同人誌・40ページ・10部頒布・紙・800円「マイクロサービス化したい」という相談は、アーキテクチャの話として始まることが多いです。しかし、理由をたどると、開発を速くしたい、組織を自律させたい、障害の影響を小さくしたい、コストを下げたい、といった別の課題を抱えていることが大半です。
これらは正当な課題ですが、マイクロサービスを採用すれば自動的に解決するわけではありません。サービスを分けると、独立して変更できる可能性が生まれる一方、通信、データ整合性、テスト、監視、セキュリティ、障害対応の複雑性も増えます。得られる利益と支払うコストは、事業、組織、システム、運用の条件によって変わります。
本書は、マイクロサービスを推奨または否定するための本ではありません。繰り返されやすい勘違いを見直し、追加コストを払ってでも独立性を得る価値がある条件を検討します。