新刊
同人誌・208ページ・100部頒布・紙・2,000円本書を読み進める間、常識の虚構が少しずつ剥がれ落ち、幾度となく正気を失いかける瞬間、またはページを閉じたくなる瞬間が訪れるでしょう。
それでも、決して書を閉じることができない
──そんな背筋の凍る衝撃が、夏の終わりにあなたを待ち受けています。
組織において、「人格の問題」「技量の問題」「労働意欲の問題」といったお決まりのラベルで片付けられた瞬間、人々は頭の中がフリーズしたかのようになります。
世の中で一定の組織は、またしても同じ人間を消耗品とみなし、使い捨ての準備を始めるのです。
デミング博士の教えに従えば、 「悪いシステムは常に良い人間を打ち負かす」 と言われています。
本書では、進捗率90%という“全員公認の嘘”や、「クラウド化せよ、ただしオンプレと同じ統制で」という矛盾した命令、さらには生成AIへの思考停止の丸投げといった現代のブラックユーモアを、精神論や根性論に頼ることなく徹底的に -殴り込み- 斬りこみます。
史実や組織論といった理論のメスによって、認知バイアスから権力構造に至るまで、組織が自ら滅びていく仕組み
──まさに“滅びの再生産”のメカニズムが露わになります。
身も蓋もない解剖記録として、読者の前にその全貌を恥ずかしげもなく赤裸々とさらけ出すのです。
孔子の故事「指鹿為馬(しろくいば)」、魔女狩り、Amazon、フランクル……歴史や人文知、実務知を触媒に、著者は自身の語る「限られた、二度と戻らない人生時間」を、こんなもののために丁寧に文字起こしする愚行として、躊躇なく投資しています。
組織を蝕む「瘴気」を怠惰・見栄・無知・逃避の四大悪徳に見立てる実験的な筆致は、もはや組織論という仮面をかぶった痛烈な告発と言えるでしょう。
組織は単に「知らない」から間違うのではなく、「知っていながら」誤り続けるのです。
いつか“奇書”を世に出したいという妄執を抱いていた著者が、ついにその願いを一冊に結実させました。
本書は技術書同人誌博覧会という特別な場でのみ頒布される一冊です。
同人誌である以上、この会場以外では再販の保証はありません。
今日この場を逃せば、次に同じ顔と出会える保証はどこにもないのです。
読み終えた後、あなたは自分が決してひとりではなかったことに気づくでしょう。
そしてこの先、「反省会」といった言葉を単独であれ団体であれ文字通りに信じられなくなっても、もちろんそれは私(著者)の責任ではありません。
著者は自らの社会的生命を賭け、これまで誰もがあきれ果てて口にしなかったゆがんだ現実をありのまま文章化しました。
果敢な思考と冷徹な事実で、目の前の現実と対峙しようとする勇気を持つあなたを、この一冊が待っています。