技術書同人誌博覧会
JANOG58 - 愛媛松山の歩き方

新刊

同人誌・12ページ・20部頒布・紙/電子
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(フリーペーパー企画として頒布予定です)

本書は、2026年7月に愛媛県松山市で開催されたJANOG58への参加と、その前後に歩いた松山の記録をもとにした技術同人誌です。
JANOGは、日本のインターネットを支えるネットワーク運用者たちが集まり、現場の知見を共有するコミュニティです。JANOG58は、2026年7月15日から17日まで、愛媛県県民文化会館を本会議場として開催されました。開催テーマは「技術の成熟と次代への継承」です。ネットワーク技術が成熟し、その知見や経験が次の世代へ受け継がれていくことを考える場として、松山に多くの技術者が集まりました。私にとって今回のJANOG58は、単なる技術イベントへの参加だけではありませんでした。会場のある松山には、道後温泉、松山城、萬翠荘、坂の上の雲ミュージアム、正岡子規の俳句石碑、瀬戸内海の島々があります。特に強く印象に残ったのは、坂の上の雲ミュージアムで見た企画展「『坂の上の雲』にみる明治のインテリジェンス」です。展示は、明治20年代後半から30年代にかけての激動期に焦点をあて、政治、外交、軍事の局面で情報を集め、読み解き、判断しようとした明治の人々の知恵と力量を扱っていました。この「明治のインテリジェンス」という言葉が、JANOG58のテーマである「技術の成熟と次代への継承」と頭の中でつながりました。本書の主題は、「明治のインテリジェンスを感じ、ネットワークの継承を考える」ことです。松山の街を歩きながら、明治のインテリジェンス、瀬戸内海から世界へ向かう感覚、そしてネットワーク運用における継承について考えていきます。ネットワーク運用もまた、情報を集め、状況を読み解き、判断し、次の行動へつなげる営みです。監視、ログ、アラート、トラブルシュート、経路制御、設計変更、自動化、手順化、教育。どれも単なる作業ではなく、見えにくい状況を理解し、未来の障害を減らし、知見を次の人へ渡すための活動です。
JANOGに参加したことがある方には、会場で交わされた議論や空気を思い出すきっかけになれば幸いです。JANOGに参加したことがない方には、ネットワーク運用者のコミュニティがどのような場所なのかを知る入口になればと思います。

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