システムコールの仕組みを説明し、実装する薄い本(表紙込40ページ)です。
システムコールを実装することで、カーネルとアプリをバイナリレベルで分離できるようになります。また、本書ではアプリから別バイナリのアプリを呼び出す実装例も「フォアグラウンド」・「バックグラウンド」それぞれで紹介します。
本書は「フルスクラッチで作る!x86_64自作OS」シリーズの3冊目で、実装方法の説明の際はこのシリーズで作ってきたOSを対象としていますが、「システムコール」という単体の技術領域について1から説明していますので、ご自身のOSへ実装する際や「システムコール」という技術領域の理解の参考にもなるかと思います。
【目次】
■ はじめに
・本書の構成
・開発環境・動作確認環境
・本書の PDF 版 /HTML 版やソースコードの公開場所について
■ 第1章 システムコールを実装し、カーネルとアプリを分離する
・1.1 システムコールの仕組み
・1.2 ソフトウェア割り込みを使えるようにする
・1.3 カーネルから外部の実行バイナリ ( アプリ ) を起動する
・1.4 システムコールを実装する
■ 第2章 アプリから別のアプリを呼び出す
・2.1 フォアグラウンド実行を実現する
・2.2 バックグラウンド実行を実現する
■ おわりに
・表紙のフィギュアについて
■ 参考情報
・開発リポジトリ
・本シリーズの過去の著作