UEFIの機能を直接呼び出すことでブートローダーでのマルチコア対応を実現するこちらの記事の書き直し(第1章)と、
ブートローダー後(UEFIを抜けた後)のカーネル・アプリでのマルチコア対応方法の紹介(第2章)の2章の構成です。
内容としては、「システムコールを通じて任意のアプリを指定されたコアで動かす」までをてっとりばやく実現します。
本書は以下の2章構成です。
■ 第1章 ブートローダー編
・ブートローダーを改造し、これまで使用していなかった残りのプロセッサもカーネルへジャンプさせます
■ 第2章 カーネル・アプリ編
・カーネルへジャンプしてきた後の、簡単な排他制御の方法や、外部アプリの実行のさせ方、各プロセッサへのタスク実行のシステムコール化を行います
なお、本書ではマルチコア時の割り込みについてはあまり立ち入りません。マルチコアとして新たに使用するプロセッサへ任意の処理を、ブートローダー/カーネル/アプリのレベルでそれぞれ行えるようになればOKとします。