本書は、30 代半ばを過ぎ身体が気になってきたソフトウェアエンジニアを対象に、ソ
フトウェア開発の現場で行われているアジャイル開発のエッセンスを用いて、価値あるカ
ラダをアジャイルに開発し発達させるためのガイドです。
巷に氾濫する「XXX だけでOK」「一週間でXXX できる」「究極のXXX」といった
短絡的なキャッチコピーに踊らされず継続的に健康的なカラダや習慣を楽しみながら生み
出すコツを紹介します。カラダ開発によって、QoL(人生の質)をより豊かにできます。
読者の皆さんが、ヘルシーで、リーンで、いきいきとした生活や仕事を実現するカラダづ
くりのお役に立てればと考え筆をとりました。
本書の内容は、飽きっぽく意志薄弱の筆者が40 歳を過ぎてから約7 年間実践してきた
さまざまな経験・研究を元に構成されています。そのため誰でもすぐにカラダ開発を始め
て継続しながら成果を出すことができます。
カラダを開発することは自分を探求することでもあり、さらには自分というシステムを
変革するということでもあります。あなたの「ソフトウェア開発の現場を変える」という
点につながるヒントがたくさんあるはずです。
筆者は医学的、栄養学的、運動力学的な専門トレーニングを受けてはおりません。いず
れも実践を通じて検証しており、各種文献を参考にしてはいますが、専門家の視点ではな
いことはあらかじめご了承ください。