ライブラリ自身を作る為の本です。
「ライブラリ」という切り口で、各プラットフォーム(Windows、macOS、Linux)を横断的に見て、ライブラリの作成方法、使用方法を説明します。
・静的リンク、動的リンク、動的ロードの区別が付きますか?あいまいになりがちなライブラリのリンクの種類を明確に区別できるようになります。
・C言語とC++でライブラリを作ったり、使ったりします。
・C/C++の文法の知識はほぼ不要。Makefileを使うのが初めての方でもわかるよう一から説明します。
・ビルド方法は、コマンドラインとMakefile、Qt Creatorの3つを使用します。
・ビルドツールは、Cygwin、Ubuntu、macOS、MinGWの4つのGCC環境を使用します。
【主な目次】
第1章 概要
1.1 ライブラリとは
1.2 ライブラリの種類
第2章 コマンドラインでC言語ライブラリを作る
2.1 実行ファイルのみを作る
2.2 静的リンク
2.3 動的リンク
2.4 動的ロード
2.5 ポイント整理
第3章 MakefileでC言語ライブラリを作る
3.1 静的リンク
3.2 動的リンク
3.3 動的ロード
第4章 ライブラリに関するTips
4.1 ライブラリ検索
4.2 ライブラリのデバッグに役立つコマンド
4.3 -rdynamic オプションに関する補足
第5章 C++でライブラリを作る
5.1 静的リンク
5.2 動的リンク
5.3 動的ロード
第6章 Qtでライブラリを作る
6.1 静的リンク
6.2 動的リンク
6.3 動的ロード