技術書同人誌博覧会
OAuth・OIDCへの攻撃と対策を整理して理解できる本(リダイレクトへの攻撃編
同人誌・120ページ・20部頒布・紙・1,000円
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■ はじめに
本書は Auth 屋の「雰囲気 OAuth シリーズ」第三弾であり、OAuth と OpenID Connect への攻撃と対策についての本です。攻撃全般ではなく、攻撃対象として一番狙われる「リダイレクト 部分への攻撃」に特化した内容になっています。リダイレクト部分への攻撃の仕組 みと、state、nonce をはじめとした対策についての仕組みを理解すれば、雰囲気 OAuther を脱したと言えるでしょう。

■ 想定読者
• OAuth・OIDC について用語、概念、仕組みはだいたい理解してる(Auth 屋 の前著は読んだ!)
• state、nonce、PKCE、c_hash、at_hashは聞いたことはある。理解はして ない。
• クライアント、リライング・パーティとしてアプリを作るかもしれない

もし OAuth・OIDC についての理解があやしいようであれば、ぜひ、以下の前著も合わせてお読みください。
• OAuth本 [ https://booth.pm/ja/items/1296585 ]
• OpenID Connect本 [ https://booth.pm/ja/items/1550861 ]

■ 本書の狙い
本書の狙いは、読者がこの本を読み終わった後「下記の攻撃を防ぐためにクライア ント、リライング・パーティとしてなすべきこと」を理解できていることです。

  • 攻撃
    • クロスサイトリクエストフォージェリ • リプレイ攻撃
    • 認可コード横取り攻撃
    • コードインジェクション
    • トークンインジェクション
  • 対策
    • state
    • nonce
    • PKCE
    • c_hash
    • at_hash

■ 本書の特徴
• OAuth・OIDC の各フローのやり取りを一つずつ追いながら解説することで、 容易に攻撃と対策の仕組みがわかる
• 攻撃と対策をビジュアルで理解できる
• 本文 100 ページ程度なので 1 日で読める

目次
第1章 OAuth・OIDC のおさらい
1.1 OAuth・OIDCの用語の整理
1.2 リダイレクトが狙われる

第2章 CSRF
2.1 CSRFとは
2.2 state による対策
2.3 まとめ
コラム: 効率的に CSRF を行う方法

第3章 リプレイ攻撃
3.1 リプレイ攻撃とは
3.2 nonceによるタイ草
3.3 まとめ

第4章
リプレイ攻撃
リプレイ攻撃とは
nonceによる対策
まとめ

第5章 トークンインジェクション
5.1 トークンインジェクションとは
5.2 OAuthでの対策
5.3 at_hashによる対策
5.4 まとめ
コラム: OAuth 認証とトークンインジェクション
コラム: トークンはどこからもれるのか?

第6章 コードインジェクション
6.1 コードインジェクションとは
6.2 PKCE による対策
6.3 nonce による対策
6.4 c_hash による対策
6.5 まとめ

第7章 全体整理
7.1 PKCE、nonceによるCSRF対策
7.2 OAuth 認可コードフロー (サーバーサイドアプリ):"code"
7.3 OAuth 認可コードフロー (ネイティブアプリ):"code"
7.4 OAuthインプリシットフロー:"token"
7.5 OAuth ハイブリッドフロー (JS アプリ):"code token"
7.6 OIDC 認可コードフロー (サーバーサイドアプリ):"code"
7.7 OIDC 認可コードフロー (サーバーサイドアプリ):"code id_token"
7.8 OIDC 認可コードフロー (ネイティブアプリ):"code"
7.9 OIDC 認可コードフロー (ネイティブアプリ):"code id_token"
7.10 OIDC インプリシットフロ (JS アプリ):"token id_token"
7.11 OIDC ハイブリッドフロー (ネイティブアプリ):"code id_token"
7.12 OIDC ハイブリッドフロー (JS アプリ):"code token"
7.13 OIDC ハイブリッドフロー (JS アプリ):"token id_token"
7.14 OIDC ハイブリッドフロー (JS アプリ):"token code id_token"
コラム:ハイブリッドフローでのパラメータ共有について

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