技術書同人誌博覧会
探索的テストの進め方
同人誌・124ページ・100部頒布・紙・1,000円
チェックする

探索的テスト(Exploratory Testing)とは、事前にテストケースを用意せず、テスト対象の学習・テストの設計・テスト実施を同時に行いながらテストを実施する技法です。
索的テストは開発初期など開発ドキュメントが少ない段階や、仕様変更が多くテストケース作成のコストが高い開発に適しています。また、手動テストなのでユーザーインターフェースなど自動テストで対応できない範囲のテストにも向いています。

・テスト対象の学習
テスターはテスト対象のソフトウェアがどのようなものなのか、満たさなければならない品質は何なのかを理解します。この過程でテストの対象になる機能を抽出します。

・テストの設計
抽出した機能において欠陥が潜んでいそうな箇所を探します。そして、想定される欠陥を起こすためにはどのような操作を行えばよいのかを考えます。

・テストの実施
次にその操作を行って欠陥が発生するかを確認します。そして、実行したテスト結果を入力として再びテスト設計とテスト実行を行います。欠陥が見つかった場合は同じ操作で類似した欠陥が発生しなかいなどをテストします。欠陥が見つからなければ、実施したものと違う操作を考えるか、あるいは異なる機能のテストを行います。これを繰り返してテスト範囲とテストケースを拡大していきます。

【目次】
第1章 探索的テスト
第2章 ソフトウェア品質とテスト
第3章 ソフトウェアの欠陥
第4章 探索的テストとテストケースベースドテストの比較
第5章 探索的テストの進め方
第6章 探索的テストケーススタディ
第7章 探索的テストを導入しやすい領域
第8章 発展的な探索的テスト手法

電子版を購入
ホーム
サークル
頒布物
マイページ