本書の想定読者は、リファクタリング、テスト駆動開発、レガシーコード改善に興味関心がある人向けです。2,3,4章は、名著『リファクタリング』『テスト駆動開発』『レガシーコード改善ガイド』のエッセンスをチュートリアル形式で凝縮してさらに凝縮しました。
本書の想定読者は、アジャイルな開発をはじめたプログラマー向けです。リファクタリングやテスト駆動開発のリズムがペアプロやモブプロの軽快で楽しいリズムを生み出します。また、ペアプロを開発の現場に導入するのが億劫な状況下でも、ステップバイステップでチャレンジする作戦を5章で解説します。
リファクタリングの活動が具体的にイメージできるようにサンプルコードを用意し、3冊のエッセンスが薄い1冊で体感できるように工夫しました。名著3冊『リファクタリング』『テスト駆動開発』『レガシーコード改善ガイド』を読むきっかけになれば嬉しいです。
また、最後まで飽きずに読みやすいようにと、私の手書きで絵をたくさん挿入しました。同僚にはポーズの演技指導までしていただきました。ありがとうございます。へたっぴな絵はご愛嬌ということで:-p
1章 リファクタリングとチーム開発
2章 リファクタリング はじめの一歩
3章 テスト駆動開発 はじめの一歩
4章 レガシーコード改善 はじめの一歩
5章 そしてチーム開発へ
付録 リファクタリング習慣の健康診断
本書の付録のリファクタリング習慣の健康診断のチェックリストの抜粋です。チームでチェックリストを更新して、診断に利用してください。ロングバージョンは、ぜひお買い上げください:-p
□ リファクタリングを支える自動化されたユニットテストがある
□ リファクタリングを支える自動化されたe2e テストがある
□ モジュール間が疎結合で、ユニットテストしやすい
□ テストコードと製品コードは疎結合で、リファクタリングしやすい
□ リファクタリングを支えるテストがなければ追加している
□ CI を使って頻繁にビルドしている
□ 1週間以内で少なくとも1回リファクタリングを行なっている
□ 1日以内で少なくとも1回リファクタリングを行なっている
□ 半日以内で少なくとも1回リファクタリングを行なっている
□ 1時間以内で少なくとも1回リファクタリングを行なっている
□ 30 分以内で少なくとも1回リファクタリングを行なっている
□ 10分以内で少なくとも1回リファクタリングを行なっている
□新しい人がジョインした時にコードは読みやすい
.....
https://twop.agile.esm.co.jp/refactor-team-7a2576ae2bba
家永英治
みなさん、こんな不安や悩みを持ったことはありませんか?
本書では、レジェンドから今活躍中の方まで、アジャイル支援のプロフェッショナルな方々からのアドバイスを集めました。
基本的なマインドや、具体的なテクニックなど、幅広くアジャイルコーチからの思いが書かれた1冊になります。
あなたは「ふりかえり」できてますか?
多分、フレームワークにばかり目がいってしまって、ふりかえりになっていないのではないでしょうか?
ふりかえりをすることで、少しでも行動が変わらないようならば、そのふりかえりは「ダメ」なふりかえりです。
筆者は20年に渡って、ふりかえりの教育とファシリテータをやってきました。
そこで、よいふりかえりには備わっていて、ダメなふりかえりにはかけている3つの原則に気が付きました。
Relate:関連付けて考えること
Repeat:繰り返すこと
Respect:自分自身と仲間を尊重すること
この「R」からはじまる3つの原則が、あなたのふりかえりを劇的に改善します。
本書は、30 代半ばを過ぎ身体が気になってきたソフトウェアエンジニアを対象に、ソ
フトウェア開発の現場で行われているアジャイル開発のエッセンスを用いて、価値あるカ
ラダをアジャイルに開発し発達させるためのガイドです。
巷に氾濫する「XXX だけでOK」「一週間でXXX できる」「究極のXXX」といった
短絡的なキャッチコピーに踊らされず継続的に健康的なカラダや習慣を楽しみながら生み
出すコツを紹介します。カラダ開発によって、QoL(人生の質)をより豊かにできます。
読者の皆さんが、ヘルシーで、リーンで、いきいきとした生活や仕事を実現するカラダづ
くりのお役に立てればと考え筆をとりました。
本書の内容は、飽きっぽく意志薄弱の筆者が40 歳を過ぎてから約7 年間実践してきた
さまざまな経験・研究を元に構成されています。そのため誰でもすぐにカラダ開発を始め
て継続しながら成果を出すことができます。
カラダを開発することは自分を探求することでもあり、さらには自分というシステムを
変革するということでもあります。あなたの「ソフトウェア開発の現場を変える」という
点につながるヒントがたくさんあるはずです。
筆者は医学的、栄養学的、運動力学的な専門トレーニングを受けてはおりません。いず
れも実践を通じて検証しており、各種文献を参考にしてはいますが、専門家の視点ではな
いことはあらかじめご了承ください。